釣行ルポ99

ホーム 浄土宗 宝蔵寺 新潟の釣り 荒井道也のページ

 

Boat LIN_021.gif (1663 バイト)

直江津港発名立沖タイ釣り

BTN_147.gif (3040 バイト)平成11年4月28日 やっぱりスゴイ!!Pht_007.jpg (32374 バイト)

 例年春の遅いこの地区であるが、今年は久しくなかった大雪でしかも4月に入ってからも雪が積もるほどの異常気象のために例年になく遅い陽光となった。しかし、その雪におさえられていたパワーが一機に解放された様に百花繚乱の季節が突然やってきた。

 今回の釣行はめずらしく計画的に決まった。と言うのもやはりこの時期になるとさすがの新潟も気候が安定してきて天候に煩わせられることがなかったことと、今度の釣りは上越のタイ釣りと決めていたことにある。

釣状況はとってもいいけど、でも・・・

 上越市直江津のE釣具店に電話で問い合わせしてみる、上越の釣りは船宿が無い(知らないだけかも)ために釣具店に釣り舟を手配してもらう。ここの釣具店は3月ころから11月くらいまでほとんど無休で、船の手配の他に当然だが仕掛け、コマセ、餌から、直江津の釣果情報までなんでもそろっているからとても便利。取り合えす状況を聞いてみると今週は天気予報はイイのだが海上はガスが出て海も時化気味で出漁できるかどうかは微妙のところらしい前日の夕方7時くらいに確認を入れてくれとのこと。しかし、釣果の方は潮の状態がよく今日も7人で24枚のタイが上がったとのこと。期待と不安が錯綜する。 午後7時なって確認の電話を入れると「出漁の予定で朝4時半出港とのことで遅くても4時までに店のほうに集合とのこと,先ずはひと安心。

 当日、朝3時30分の直江津到着、やや早く着きすぎたため深夜営業の牛丼チェーン店で朝食をとる。朝っぱらからの牛丼はちょっとキツかったが朝食サービスの時間には早いしコンビニの食い物はなんとなく気が進まなかったので仕方がない。

 釣具店に着いてみると既に明かりがついていて名前を言うと、もう他の客集合済みとのこと。コマセの3キロのオキアミブロック2個と北極オキアミの付け餌1個を購入する。この時期は餌取りの外道が少ないので付け餌は1こあれば十分。今回は自作の仕掛けを持ってきたが店の人に聞くと「まだあまり大きいのがいないので仕掛けもハリス3号、ハリ10号の10メートルが慣れてる人にはイイ」とのこと「慣れてる人」の言葉にちょっとビビって散々悩んだが結局にそれを2セット購入したturi99_PIC00031.jpg (15087 バイト)。というのもここは春先でも結構の大物が出るので通常はハリス4号を使っているからだ。

 釣具店で教えてもらった保倉川の繋留場所に行くと、まだ船はなく先着の人が桟橋でしきりに準備をしている。今日の客は私も含めて5人。急いで準備していると程なく河口方面より、船影が近づいてくる。今日の船はH丸この船は昨秋も乗って柿崎沖で好釣果を得た船でゲンがいい船である。 しかし、船が着くや船長が「天気が悪くなりそうだから最後まで出きるかどうか・・・」と寂しい発言。船長によると河口付近はそれほどでもないが沖合いの海上は波が荒いようでこれから益々悪くなりそうだそうで、これは短期決戦の覚悟が必要である。

 出港して港内から沖にでるとすぐに雨が落ちてくる。霧もでできて視界も悪い、そんな中船ははねるようにして進む。10分ほど沖に向かってすすんでその後左折して陸地を左舷に見ながらさらに10分程走って釣り場にに到着。海水がかなり濁っている。潮の流れがイイので今日は期待はできるのはずなのだが、なんせ天気がいつまでもってくれるか心配。

マダイがガバガバ釣れる!

 船長の「ハイ、はじめてもいいよ、タナは底から1メート」の指示で早速開始、深さは約60メートル仕掛けが10メートル、プラスクッションが50cmあるので58メートルまで巻き上げて待つが、さっぱりアタリなし。数回流してみても誰もアタリがない。若干沖側に移動するがそこでもあたり無し。早めに移動今度は直江津方面の陸地方向に移動。水深は65メートルそ先ほどより深い。そこでまず私とは反対側の左舷ミヨシに本日最初のアタリ。30センチ程度のマダイ。取りこんだ直後に今度turi99_PIC00033.jpg (14496 バイト)は私の隣(右舷ミヨシの2番)にかなり強いアタリ。これも30センチ程度のマダイ。その後すぐに今度は左舷の2番座の人にもアタリ。左舷の2人は長野から来た夫妻で最初にダンナが上げて今は奥さんにアタリ。ダンナさんが手伝おうとすると今度はダンナの方の竿が大きく絞り込まれる。最初は奥さんの方にかかったヤツが暴れて、オマツリしたのかと疑ったが間違い無くダブルヒット。二人とも上がって来たのは35センチ程度のマダイ。この後もこの夫婦は釣れ続けて数はダンナの方が多いが、型は奥さんの方がイイと言う絶好調。この間私の竿には全くアタリ無し。釣果が完全に左舷に集中している。しばらくしてようやくアタリが無くなりやっと場所替え。その後数度場所を替えるがそのたびに例の二人に1匹、2匹と30センチくらいのマダイがかかる。天候は益々悪くなって来てもういつ沖上がりになっても仕方がないような雰囲気。釣りとは面白いものでこちらはあせればあせる程なんにも釣れない、僅3,4メートルしか離れていないところの人がバカバカ釣り上げているのにこちらの竿のはまったくアタリが来ない。タナの深さエサの付け方、コマセの出方色々試して見るが全くアタリ無し。

やっときました大当たり 大ダイ連続ヒット!

 こんな日もあるかなと半分あきらめていたところ、やっと私の竿にモゾモゾと勿体ブッタよなアタリが、「やった!」と思ったらその後全く次の引き込みが来ない、外れてしまったのか?竿を持ち上げてみてもなんの手応えもない、これは餌だけ取られたと思い巻き上げると何かプルプルと手応えがある。上げてみると15cm程度のハナダイ。まあボウズよりはイイかと思っていると、隣の人に今度は相当いいアタリ。上がったのは40cmくらいのアマダイ。「これはイイや・・」の一声、うらやましい限り。でも、右舷turi99_PIC00034.jpg (12579 バイト)側にもやっとアタリが来たというのはイイ傾向。気を取りなおして投入すると、また、隣にアタリ内心「くそ―! なんでおれだけ・・・」。これはかなりの引きで中々上がって来ない。やっとコマセカゴまで引き上げて道糸を手繰ろうとした手が急に止まり。「しまったー!」の声。取りこみ直前で痛恨のバラシ。

  とにかく、こちら側にアタリが集中していることは事実「頑張らねば」と思った途端今度は私の竿にいいアタリ、隣のこともあるので慎重に巻き上げて取り込むと約40cmくらいのマダイ。釣れたマダイをバケツに投げ込んでおいてすぐに仕掛けを投入、左舷で釣れていたのを見ていると釣れ始めると立て続けに釣れているからこのチャンスは逃したくない。すると案の定、仕掛けがタナにつくやいなや、またアタリ。これも同じような型にマダイ。その後も引き続き信じられないような好調で50cmクラスのマダイを3枚たて続けにゲット。ソイ2匹のおまけまでついて、最後は大満足で手はブラブラ。それにしても私が釣れている間は、今度は他の人は全く釣れない。本当に釣りは分からない。だから本当に面白い。

 結局この日は、4人でマダイ23枚、アマダイ1枚、他ソイ、サクラダイ多数と船長もビックリの大漁。天気もなんとか最後までもって(帰るに帰れなかったのかも?)11時30分沖上がり。私は数はそれ程でもなかったものの50cmクラス3枚、40クラス2枚と大きさではダントツで大満足の一日でした。

 今後益々型も良くなり、数も上がるそうなので期待大です。

 

BTN_053.gif (1140 バイト)  BTN_057.gif (1132 バイト)


寺泊港発佐渡沖深海釣り

BTN_147.gif (3040 バイト)平成11年4月17日 で喜び、でがっかり

 因みに釣りとは関係無いが、ようやく待ちに待ったプロ野球が開幕したと思ったらいきなり中日の独Phof040.jpg (43834 バイト)走でやっと我が巨人との対戦になったら予想どうりの完敗、プロ野球記録もなんて声が出始めている。と・・言うことは巨人が3連敗と言う事?。ま!今の実力からすると仕方ないか・・・

 とは、全く関係無く釣りの方は、またまた新潟は荒天続きで全く釣行の機会に恵まれず。関東の天気予報に羨望感を感じる日々でしたが、やっと天気も回復の兆しが見え週末はまずまずのコンデションが予想されたので早速釣行の準備に取りかかる。直江津か寺泊か散々迷ったが結局「新潟日報」の釣り情報に寺泊の深海五目の記事につられて寺泊に決定。(釣り情報は一種のコマーシャルと常々思っている。)釣り舟F丸に連絡をとるとまだ100メートルくらいのハチメ狙いとのこと。この地方では沖メバルのことを”ハチメ”とか”赤ハチメ”と呼んでいる。

ホッケ100匹!??? 

当日出港は朝4時と言う事なので少々早いとは思いながらも3時半に港に到着。それでも既に船には人影があり左右両方のミヨシは占有されてしまっていた。この手の釣りにはミヨシが有利になりやすい。私は右舷のミヨシより2番目に席を確保した。ミヨシを確保した人は竿2本にクーラーボックスも2台づつと相当の強者のようである。朝の挨拶をしてそれとなく情報を仕入れると「今はホッケが多く中々ハチメまで届かないで先週はホッケを100匹くらい釣った」そうである。なるほどクーラーボックス2台の意味がよくわかった。それじゃ竿2本の意味は単なる欲張りでもあるまい。餌は蛍烏賊のみで大丈夫とのこと他の鰯やアカタンでもなんでも釣れるが「ホッケに餌やってるみてだしノー」と大きな声で笑われてしまった・・・

さて、今日の仕掛けは

 程なく釣具店の明かりがついたので荷物をとなりに頼んで餌を買いに行く。ついでに今回は深海仕掛けマダラ用の仕掛けしか用意してこなかったので市販のものを購入することにした。沖メバル用のミキ糸5号、ハリス3号、ハリ13号の8本を2セット購入。ハリ8本は少し多すぎturi99_PIC00030.jpg (14360 バイト)る気もしたが「皆さんこれを使ってますよ」とのこと。他に蛍烏賊2パックを購入し船にもどると船長さんがやってきていて出港の準備をしている。挨拶して人数を聞くと8人とのこと。丁度いいと言えばイイのか、多いのか・・・・(オマツリが心配、8人と言ってもミヨシの2人は既に竿を2本用意しているのだから実際は10人と同じ)

4時出港 船がゆれて気持ち悪い

 8人目も到着して4時丁度に出港。港内は全く波がなかったが、港から出ると大きくはないがウネリがある。天候は雨こそ降っていないがどんよりとした重苦しいような曇り。先発した船の明かりがぼんやりとかすんで見える。メバルはこのような曇りがいいと聞いたことがある。期待は高まる。釣り場までは約1時間程度とのこと、高速で走るため船のゆれが激しいキャビンの中にはいり床にゴロ寝するがたちまち気持ち悪くなる。これさえなければイイのだが・・・

 佐渡島が良く見える

 船がスピードを落したのでそそくさと外に出ると既に明るくエライ近くに陸地がある。佐渡島である。天気が思ったよりいいので雪を頂いた山頂まで良く見える。船は益々スピードを落としてポイントを探っているようだ。今日は100メートル前後のタナなので大仕掛けではなく。竿は150号の2.4メートルの深海竿、中型の電動リールにPE6号300メートル、オモリは200号。竿がこの長さは短いようだが手返しの時にやや不便である程度で、長い竿に重たいオモリつけて頻繁に底を取るとなると最近運動不足で体力に自信のない私はちょっと考えてしまう。重たい魚とのやり取りも考えると短くて硬い竿が一番取り扱いがイイと思う。

あがってくるのはホッケばかり turi99_PIC00028.jpg (13704 バイト)

船長の合図ともに一斉に投入。10本のハリに蛍烏賊を丸ごとつけてやってみる水深は98メートルくらいとりあえず1メートルほど底をきってみると、いきなりガツンガツンと連続で引き込まれる。1分程そのままにして追い食いさせてから巻き上げてみると上がってきたのはホッケそれもいきなり5匹。これはたまらん本当にこんなペースで釣れてしまったらたちまちクーラーボックスが一杯になってしまう。比較的型にのイイ3匹だけ残して後はリリース。その次もまた、その次も同様にホッケばかりが釣れる。他の人も大体似たようなものでたちまち甲板のバケツの中がホッケだらけで真っ黒になってしまった。しかし、よーく見るとミヨシの例の二刀流の人達だけは上がってくる中に真っ赤なものが混じり始め4流し目くらいには5匹全部真っ赤か、つまりすべて赤ハチメなのである。私は相変わらず釣れるのは真っ黒なホッケばかり、その上段々サイズも悪くなって釣ってもすべてリリースなんてことも。これじゃあ出港前に言われた「ホッケに餌やってるようなもの!」

やった!ハチメの一荷釣り

 どうにもこうにも、このままではしょうがない。何とか改善策をと思うのだが隣との違いがわからない只の運でもなさそうだし・・・と見ると隣は餌ののつけ方ちがう同じ蛍烏賊でもそのうち半分くらいはハリで器用に足の部分と内蔵の部分を引っ掛けて、頭の部分を捨てている。どうやらハチメはそれに釣れているようである。早速真似てみるとこれが驚くほどの効果、餌付け替えの1投目でいきなり赤い魚影が上がってくるしかしやはり赤ハチメは1匹だけで他はまた真っ黒。まだ何かあるはずと考えているとミヨシの二刀流のオジサンが小声で「下から5メートル」と教えてくれた。なるほど底付近はホッケだらけでハチメはどうやらその上の層に集まっているらしい。自分勝手にホッケは上層でハチメは下層にいると決め付けてしまっていた自分が恥ずかしい。確かに通常はその逆のケースが多いようだがコノ日はなぜかハチメの方が上にいたようである。いやはや釣りはセオリーなんか関係無いその日に一番釣れる方法でをすばやく出来る人が名人なのだろうとつくづく思い知らされました。その後はお蔭様でハチメの連発。それでも、隣のオジサンとの差は歴然2個のクーラーボックスを満杯(大型のものはホッケ、中型にはハチメ)にしていたのは座席のばかりではなく明らかに腕の差、参りました。

赤ハチメ15匹、ホッケ15匹クーラーボックスは満杯でも・・・

 11時沖上がり、赤ハチメ40cmくらいを筆頭に15匹、その他ホッケ15匹(この数と同じ位はリリースしている)の釣果は決して悪い結果ではないのになぜか素直に喜ぶ気になれない釣りは奥が深い。1匹しか釣れなくても満足の時もあれば今日のようにどうしても納得できない場合もある。帰りはうねりも修まって今度はキャビンで熟睡。起されるまでいい気待ちでした。

BTN_053.gif (1140 バイト)  BTN_057.gif (1132 バイト)


寺泊港発のクロソイ釣り

BTN_147.gif (3040 バイト)平成11年3月26日 大型のクロソイ連発!

 暑さ寒さも彼岸まで・・・なんて言うが今年の新潟はそんなことはお構いなしで寒いturi99_PIC00001.jpg (10923 バイト)のなんのって、3月下旬になっも真冬のような厳しい寒さが連日続き粉雪が舞うこともあるほど。異常気象なのかなとつくづく思う。海は連日大荒れで中々船が出せるような天候には恵まれない。たまにいい天気があっても中々スケジュールの調整がつかない。冬場のヤリイカも魅力的ではあったものの全く釣行の機会に恵まれなかった今シーズンである。うかうかしていると春の渓流が始ってしまいかねないでじりじりしていたところである。やっと天候が穏やかになる予報が出たので早速寺泊港のF丸に問い合わせてみると土曜日は仕立てでダメとのこと。しかし、いったん火のついた気持ちは収まるべくも無く、結局その前日の釣行となってしまった。関係者の見なさんごめんなさい。

朝4時30分出港 ちょっと眠い

 海に出るとあたりまえだが寒い。防寒対策は十分にしてきたつもりであったが、顔や足先が冷たくそのうち腰のあたりも段々寒くなってくる。「こりゃ最後までもつかな―」なんてこと考えてる頃ポイントに到着その間約20分。こんな寒くて本当に釣れるのかと心配していると「今日はアッタケェーからいいべ・・・」と船長の言葉。「・・・」返事のしようが無い。

 仕掛けは、ミキ糸7号、ハリス5号、ソイハリ18号5本つけ、オモリは100号と言う大仰のもの、竿は2.4メートルの深海竿のためちょっと扱いにくいがこれは考えがあってのこと。いざとなったら仕掛けを短くすればイイ。えさは蛍烏賊と冷凍のいわしを用意。釣具屋のオニイチャンが「日によってどちらかに偏る」との言葉にまずは交互につけて様子見。

 船長の合図で投入。タナは底ぎりぎりから高くても2メートル前後、海底に漁礁が沈められてたり、岩礁地帯があったりするのでこまめに底をとるようにする。釣り座は右舷ミヨシの2番目。今までの経験turi99_PIC00002.jpg (11365 バイト)よりミヨシに近い方が好釣果につながりやすいようである。まずまずである。1投目からいきなり「ドン!」とアタリ、「これは幸先いいぞ!」。ソイ釣りはけっして慌ててあわせる必要は全く無い。まして18号なんてハリを使っているのだから簡単にバレる心配は無い。その上今回は竿も曲がりの少ない深海短竿を使っているから暴れて根に入られる恐れもない。十分に食い込ませてなお追い食いを待つと案の定、「ズンズン」と2度目のアタリ今度は少し軽め。魚のアタリの明瞭なのもこの竿のせい。ここまでは狙い通りの展開。あつかましくもさらに追い食い待つが次のアタリがなかな来ない。あきらめて巻き上げるとそれはソイではなく22〜23cm程度のメバルの2匹がけ。2匹とも蛍烏賊の方を食っている。鰯の方もかじった痕はある。

 その後も蛍烏賊と鰯の交互付けで狙うが釣れるのは蛍烏賊にメバルがくるばかりで、本命はさっぱり他の人も似たり寄ったりの釣果。蛍烏賊を持ってきていない人はメバルさえも釣れていない。2度3度と移動するが中々本命にめぐり会えない。4度目の移動のあと左舷のミヨシに待望の本命がきたと船長が教えてくれる。その直後私のとなりのミヨシの人にも本命が、餌はやはり蛍烏賊にあたっている。と、そのとき今度は堂の間の人にも本命が、何と餌はイカのアカタンではないか。私もイカタンは持ってきているのだがまだクーラーボックスのなかで凍ったまま。ここで鰯餌はあきらめてイカタンと蛍烏賊のみに変更。これが功を草し、私にもようやくクロソイのアタリ。十分待っていると2回3回と連続して引き込む。はずれはしないか心配だったがここは我慢。頃合をみはからって上げてみるとクロソイ3匹とメバル1匹がスズナリでプカリプカリ。船端より持ち上げる時クロソイ1匹がはずれて海にボチャン。となり近所の皆さんの協力でタモで掬っていただきました。ご迷惑をおかけしました。その後なぜか私だけに入れ食い状態がつづき。クロソイばかり2.3キロの大物を筆頭に8匹。なぜかアカタンには全くこないで蛍烏賊のみに食いついて来ました。早めに鰯餌をあきらめたこととタナを底から3〜5メートルと浅く取っていたのが良かったようである。クロソイは食いが立ってくると上へ上へと食い上げてくるようである。

何だアレは! イルカだ!

 10時 ポツリポツリと小型のクロソイがあがるものの1荷がなくなり徐々にアタリさえもなくなってきturi99_PIC00005.jpg (9144 バイト)た。場所移動の合図のブザーがなって糸を巻き始めて沖を見ると遥か海上に黒い粒のよなものが点々としてそこだけ激しく波打ったようになっている。「何だアレ!」の私の呟きにミヨシの人が「イルカだ!」とボソと答えてくれた。私は野生のイルカなど見るのははじめて想像もしていなかったが良くみると数10頭のイルカが群れでジャンプしながら海岸方向に向かっている。私にとっては初めてで興奮気味であturi99_PIC00008.jpg (15122 バイト)るが他の人達は珍しくも無いらしくいたって冷静そのもの。それどころか「これで今日はダメだな―」と苦渋の表情。イルカが来ると釣れないらしい。その言葉どおりその後は極端に釣果はにぶってしまった。なんとかイルカの写真を撮ろうと頑張ってはみたがイルカのスピードにデジタルカメラが追いつかず1匹も映らずにいるうちにカメラのバッテリーが切れてしまった。その後益々イルカの数が増えて、益々つれなくなって11時30分沖あがり。

 結局この日の釣果は本命のクロソイ2.5キロ筆頭に8匹その他20cm前後のメバル5匹とまずまずの釣果。その上周りの人には不評であったが数百頭ののイルカの大群を見られて大満足の一日でした。

 クロソイもそろそろ終盤今後は深海に切り替えていくそうです。

BTN_053.gif (1140 バイト)  BTN_057.gif (1132 バイト)