釣行ルポ98

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直江津港発のマダイ釣り

平成10年9月3日 良型マダイの入れ食いに大興奮!

 上越市直江津のE釣具屋さんの紹介でD丸にてマダイ釣りに。今期3度目の挑戦であるが過去の成績は惨憺たるもの、周りの席ではポツポツとマダイがあがるのになぜか私の竿にはアジばかり。タナが違うのか、エサのつけ方か、場所か、やっぱり腕の差か....かなり意気消沈がつづいていたのだが・・・sikake_2.gif (4471 バイト)

 港に到着するとお客は3人のみ超ラッキーと思いつつ前回好釣果の左舷ミヨシにドッカと席をとる。11時40分予定より20分くらい早いけど全員揃ったので出港。

前日からの雨の影響か海水はやや濁り気味、風は南東の風やや強く、波は0.5〜2メートルくらい。天候は曇りだが時折雲間から筋のように強い日差しが照りつける。海面にいつもより多目の鳥山が見えるイナダでも群れて小魚を追い上げているのか、いやがうえにも気分が盛りり上がる。約25分で釣り場到着正面に米山、右手に直江津港、左手には遠く柿崎港から柏崎港まで見渡せそうな空気の澄みに秋を感じる。思ったほど潮の流れは速くない。

いきなりマダイが!

 アンカーを下ろしてさあ釣り開始。通常はハリス10mのマダイバリ13号だが前回の反省から11号の2本バリに変更。タナは底より仕掛けの長さプラス2メートルの指示。ここのタイはやや高めのタナがいいよう、そこで枝ハリの方をやや高めの下ハリより2.5メートルくらいづり上げげる、底から4.5くらいである。タイがいない場合はよくエサがとられるはじめは様子n_tai_980903.jpg (21691 バイト)見、コマセを5分程度にして投入。1分程度ですぐ上げてみるのがやり方。セオリーどおり着低してタナまで巻き上げコマセを十分に振り約1分。巻き上げにを始めようと竿を手にしたら何やらモゾモゾといった感じで手応えが、竿をあおってみると今度は何にも手応えなし。小アジでもかかって外れたかなと思って電動巻き上げのスイッチをいれた途端急にドッカーンと竿先が絞りこまれた。慌てて電動巻き上げをオフにして対応、ゆるめにセットしておいたドラグがたちまち悲鳴をあげだすが頭の中が真っ白で調整する余裕なんてなし。あまりの突然のことと、強烈な引きに声さえ出ない。3分程のやり取りでようやくおとなしくなってくれて25mくらい巻き上げたらまた大暴れ。釣り始め数分のため自分のことに専念していた周りの人もようやく気づいてざわめき出す。「そんなにいつまでも暴れているのは青物?」の声に「いや、絶対にタイ!」と声に出さずに反論しながらただひたすらにあおっては巻き、あおっては巻きをくり返す。その甲斐あってやっと船べり停止位置まで巻き取りコマセカゴを手に。あがって来たのはピッカッピカのきれーなマダイ。すかさず船長がタモを入れてくれる。後で計ったら丁度50cm、こんなに苦労したのにここでは「まあまあの型..」だそうで...よく見てみるとずり上げておいた枝バリに食いついている最初の妙な手応えはこれが原因のよう、とにかくタナは思った以上に高い。それにしても様子見の投入に掛かるとは何とラキー出会頭もいいところ。この日はこの後もこのパターが多かった。場所を移動するたびに私の竿に最初にマダイがアタル。なじんでくると堂ノ間、大ドモにアタリはじまりミヨシ側は釣れなくなる。コマセの流れによるものだろう。n_tai1_980903.jpg (12358 バイト)

大型ヒラマサ急襲!

 そうこうしている間に夕マズメ、右舷胴ノ間がにぎやか、見ると竿を満月にして右へ左への真っ最中これだけ走るのはタイじゃない明らかに青物。あがってきたのは70cmクラスのワラサ。やっとタモに取り込むやいなや今度は左舷大ドモに同じようなアタリさっき以上に悪戦苦闘している。10分近くもやり取りしてようやく取り込んだのは明らかに80cmは越えている黄色いラインが美しいヒラマサ、今度はこっちにと気合は入るもののこの日は青物には縁が無かったようである。それでも40オーバーのマダイ5枚、他ハナダイ、大アジの釣果大満足。午後6時30分沖上がり、今度こそ大青物をと決意する。

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寺泊港発イナダ釣り

平成10年9月11日 集魚灯の光に群がるイナダ!

 今年初めてのイナダ、先週直江津のマダイ釣りの釣り場まで向かう途中の鳥山の姿を見て密かに来週はイナダだ!と心にきめていた。寺泊港のF丸にお願いした。電話で問い合わせた時点では「まだ4人目...」のはずが、港に着くともうすでsabiki_1.gif (16871 バイト)に20人以上が乗り込んで出発の準備完了。早い話が遅刻おかみさんに促されて左舷のミヨシ側に乗り込む。夕方6時出港。

真夏のような陽気にやな予感が..

   天気予報はよくない筈なのにまるで真夏のような強烈な日差しが射している。約20分で釣り場に到着、波は穏やかで海面に油を挽いた様に滑らかにうねっている。海水も不気味なくらい透明感がある。  遅刻したお陰で何にも準備ができていない私は船が止まるや否や大急ぎで仕度に掛かる。両隣はとっくに準備完了で開始の合図を待つばかり。船長さんがシーアンカーを投げ入れ集魚灯を海中に沈める間にようやく準備完了。仕掛吟味の余裕が無かったのでとりあえずミヨシにデーン途構えている人の真似をして白毛のオーロラサビキでやってみることにする。ハリ9号、ハリス3号、幹イト5号と標準的(?)なものにする。ハリを9号にしたのは、まだこの時期ではそれ程大物も居ないだろうし、先に小アジかイワシでも掛けて生きエサでなんて事を考えたからである。船長Phof031.jpg (52912 バイト)の合図で皆一斉に開始。底まで約45m「浅いなー?」などと思いながらサビいてアタリダナを探すがまったくアタリがない。西の方にはびっくりするほど大きくて、綺麗な夕日が沈む。だが、まわりは異様に明るく集魚灯の明かりが弱々しく見える。

5号幹糸がスッパリ!

 30分経過、誰も釣れない、残照も無くなりあたりは漆黒の闇に、集魚灯の光に星も見えない。船上には異様な静寂の時間が流れる。そこに左舷ミヨシ側の隣の人に待望のアタリが、ブルブルとなんかいも何回も差し込んだ後、スッともどる。「サバだな」の独り言。あがって来たのはまさしくサバ40cm前後のよく太ったサバが3匹。「どのくらいで掛かりました」と聞くと「かなり上の方ネェー25そこそこ..好い天気すぎてみんな浮いてるみたい..」の答え、ナールホド...そこで、早速サビキながら巻き上げ開始、26.5mの所で最初のアタリサバらしくガサゴソした引きだ取り合えずお土産用に確保と巻き上げる20mくらいからやたらと重くなり始める。追い食いしたのだ、重さからすると3匹程度はついたようだと思ったその途端キューンと竿が絞り込まれ振りまわされるような感触になる。何が起こったのか分からないがすぐ電動を切手巻きに切り替え応戦。ドラグを調整しつつ少しづつ巻き上げるが、とにかく重い上に暴れまくる。10mをきった辺りで突然竿がすっぽ抜ける。その勢いで後に置いてあったクーラボックスにつまずき転倒、痛い前に恥ずかしい。隣の人に冷やかされながら仕掛を上げて見るとサビキの幹糸がギザギザになって千切れている。原因は太刀魚のようでその後左舷胴の間の人が1メートルくらいのやつをオマツリしながら上げていた。

遂にイナダの大群来襲でも...

  その後は、サバが時折上がるのみでパッとしない時間が流れる。8時近くなってt_inada1_980910.jpg (15455 バイト)海水が南西側から急に濁りだしたと思ったら海面が俄かに活気づき始めた。著しい鳥が辺りを徘徊し水中には集魚灯に照らされた無数の魚が船から10m程度のところを物凄いスピードで群れをなしてその銀鱗を輝かせている。近くに来ると青緑の魚体の体側にあざやかな黄色い帯が見える間違いなくイナダである。無数のイナダが集魚灯に集まった小魚を捕食しようと追い廻しているのである。だが、表層には群れているが海中にはいないらしくサビキに掛かるのはサバやカマスばかり。

 見える魚は釣れないとはこの事である。しかし、用意のいい人はいるもので、この時とばかり、ルアーで表層を流して次々の本命を釣り上げていた。多分以前に同じような事があったのだろう、真夏のような陽気の夜釣りには表層を流せるルアーは非常に効果的である事を学んだ。私はサバのお土産は5、6本も有れば十分だし、指をくわえて本命の泳ぎを眺めても居られないので、カマスや小鯵を釣りそのまま表層まであげてイナダを誘うというやり方で3本は何とか確保したものの青物との鋭いやり取りを期待していた私にとっては、船端で掛かったのを持ち上げると言った具合で味気なく。大物を期待して底ねらいしてみたが、まったくアタリは無かった。

 サビキは、海水が澄んでいるうちは、白毛のオーロラが良く、濁りが入るにつれて緑系のキラキラに頻繁アタっていた。何れもハリスは3号のもの圧倒的に好く、頻繁に新しいものと取替えて怠けないで誘う事が好釣果に繋がるようである。

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柏崎港サビキアジ釣り

平成10年8月20日

 次回 

柏崎港西堤防前打ちクロダイ釣り

平成10年8月20日

柿崎三ツ屋浜投げキス釣り

 

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